はじめに
園山征夫のビジネスコラム「折々の言葉」の開始にあたって
私は過去に、「孤高の男」と言われたことがありました。経営者として会社を成長させるにあたり、既存の組織体制、枠組み、考え方や、特定の声に媚を売ることなく正論を前向きに直言してきたからだと思います。
そのようなスタイルで経営し、結果として会社を大きく成長・発展させることができました。また、沢山の人材を育成することができ、彼らは今、それぞれのビジネス分野で大いに活躍してくれています。
コラムのスタートにあたり、最初にご紹介するこのクリスタルのアート作品は、以前私が経営責任を負っていた会社を最短で東証2部(後に1部)に上場したとき、その記念としてお世話になったCSKの創業者、故大川功会長に贈呈したものと同じもので、私の自宅に保存しているものです。裏側に「山超えて、次なる峰へ再び挑戦」と彫ってあり、これを目にするたびにその心境で社員と会社の成長・発展に挑戦していたことを思い起こします。
ビジネスコラム開始のきっかけ
私には、ビジネスマンと出会うチャンスが数多くあります。中には、経営やマネジメントに悩める優秀なビジネスマンや、起業を目指して一生懸命頑張っているのに、経営の「定石」を見落としていると見受けられる方が数多くいます。また、新しいことに挑戦し、次の時代を切り拓こうと日々悪戦苦闘している経営者層や社員にお会いすることもあります。
このような方々とお会いする機会が増えるにしたがって、「少しでも支援したい、皆さんにもっと『わくわく元気』になっていただく方法はないだろうか」という気持ちが生まれました。
ちょうどその頃です、偶然出会ったネットスクール株式会社の桑原社長、岩田専務、遠藤常務と対話する中で、私の考えに共感いただき、二冊の本を出版させていただきました。同時に「わくわく元気会」という「場」を提供することで、皆さんが「わくわく元気」になるよう少しは応援できていると感じています。
書籍の出版や「場」の提供に加え、皆さんが「わくわく元気」になれるよう支援するためにスタートするのが「園山征夫のビジネスコラム、『折々の言葉』」です。このコラムを通じてマネジメントや経営のヒントを皆さんにお伝えしていきたいと考えています。
折々の言葉
コラムで紹介する内容や考え方のコンセプトは、私の著書『これからの社長の仕事』や『これからの課長の仕事』(ネットスクール出版)に書いたことをベースとしています。すなわち、社員を物心両面で幸せにして、同時に会社も中・長期的に成長する「フォーミュラ(公式)」や「農耕型企業風土」づくりの「定石」を基軸に、単にコンサルティング的な視点ではなく、私の20年間の経営体験を踏まえ、その間に実際に発生した事象やその時に関係した人物をリアルに想定したテーマをもとにして展開していきます。
コラムの主要テーマは、経営やマネジメントについてですが、時には私の好きな樹木、草花、石、造形物などを添えながら「遊び」を持たせ、私自身「春夏秋冬 日々是新」の余裕を持った姿勢で、「わくわく元気」な気持ちで書き進めていきたいと思います。
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