折々の言葉 / 閑話休題
第224回 閑話休題--あるパーティー
先週の金曜日、10月21日に東京で「わくわく同窓会」を開催しました。同窓ではないが、関係者も多数参加して、盛大に、しかも、楽しく終わりました。
集まった人々のパワーに、皆改めて感激でした。とにかく凄い。これなら何のビジネスをやってもある程度いける感じです。昨日お会いしたある社長も、本人も同窓会に参加して、「自分の会社の社員を是非あのような場に参加させたい」と述べていたほどパワーみなぎる集団の集まりでした。
何故こうもパワーがみなぎる人々ができたかを、帰路つらつら考えてみました。最初からパワーみなぎる人だけではありません。それでも組織としてこうなる。その背景は・・・。
1.会社が向かう「方向性」や「ヴィジョン」を明確にして、社員のベクトルを結集できたから
これは大きな要素だと思います。なぜなら、普通の人が自分の持てる能力を集中して一気にその方向に向けて出せるからです。エネルギーが散漫にならない。そのうちに、その行動パターンが当たり前になり、自分自身の体質となるからではないでしょうか。
2.「異質」な人間集団の集まりが構成できたから
ある意味で意図的に異質な人材、異能な人材を採用していました。これは、旧態が蔓延しやすい通常の組織の体質を防御するため、さらに、組織に新機軸をもたらすためでした。今回参集した人々を見ると、改めて、異能・異才の集団になっていました。会社の成長を支えてくれた人材集団です。
さらに、組織の一体感を意識的に作るために、彼らを上手く「ピラフ」でなく「おにぎり状態」にして仕事をしてもらったので、全員がより高い意識レベルの人々に引っ張られて、このようなパワーある集団に作り上げられたのではないかとも思います。
3.「現場に最大の裁量権」を与えて、任せたこと
「現地・現場・現物第一主義」を本気で実践したので、自分の裁量で何事も判断できた。彼らが自ら知恵を働かせて「事業計画」目標を達成するマインドを持ち、それを達成するための手段と決断に自由裁量権を持つ。それが結果として本人の自信とパワーになったのではないかと思います。多分、ほとんどの人が自らの力の何割か増しの力で貢献してくれたと思います。
4.何か「新しいことにチャレンジ」してもらったこと
組織の内外を問わず、自らのチャネルを増やして情報を集め、自分なりに構成しなおして新しい何かを作り上げる、これを奨励したことも一因があると考えます。何かを創造するには、自分一人の考えにだけに凝り固まらず、他の人の知恵を組み合わせる必要がある。この苦労を皆に奨励していたことが、このような人材が育った一因かも。
5.結局、「企業風土づくり」に成功したこと
経営目標に向かって「事業計画」を達成する。このために自らの力と知恵を働かせ、結果を出し適正な報酬をうる。何か新しいことを組織に持ち込む。チャレンジして失敗しても、捲土重来巻き返しのチャンスがある。枠をはみ出しても叱責されるどころか、それを奨励され、自らの把握分野を拡大した新のことに挑戦できる。このような企業風土を経営上意識的に作ってきたことが、彼らのパワー発揮を後押しできたのではないでしょうか。
パワーみなぎる彼らのこれからの挑戦が楽しみです。
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